
上島竜兵(コメディアン)の名言|体を張って笑いを届け続けた芸人の言葉
上島竜兵(うえしまりゅうへい)さんは、1961年に兵庫県で生まれたお笑い芸人で、お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」のメンバーです。高校卒業後は俳優を志して上京しましたが、その後お笑いの道へ進みました。1985年、先輩の渡辺正行さんに誘われた新人コント大会への出場をきっかけに、肥後克広さん、寺門ジモンさんとともにダチョウ倶楽部を結成。当初は1回きりのつもりだったものの、その大会でウケたことから活動が続き、気がつけば長いキャリアとなりました。やがて『お笑いウルトラクイズ』などで人気に火がつき、「聞いてないよォ」「どうぞどうぞ」といったお約束のネタで広く知られるようになります。中でも、熱湯風呂に入る際の「押すなよ!絶対に押すなよ!」は誰もが知る決まり文句です。「竜ちゃん」の愛称で親しまれ、後輩芸人からも慕われた上島竜兵さん。飾らず、自分の笑いを追い続けたその言葉には、自虐とユーモアに包まれた、芸人としての本音が詰まっています。
目の前に熱湯風呂があったら入る、オレはそれでいいんだ!と思えるようになりました。お笑い芸人はみんな、そうやって自分の笑いを探していくものなんだと思います
上島竜兵さんが、自分の笑いの形を見つけるまでの心境を振り返った言葉です。器用な笑いを無理に目指すのではなく、目の前にある熱湯風呂に飛び込む自分でいい、と腹をくくったことで、芸人としての軸が定まったことがうかがえます。
自分だけの特別な話にせず、「お笑い芸人はみんなそうやって自分の笑いを探していく」と語るところに、上島さんの謙虚さが表れています。
人には得意分野がある。だからオレは熱湯風呂に入るんです
人にはそれぞれ得意なことがあり、自分の得意分野は体を張ることだと、潔く言い切った言葉です。トークで笑わせる人もいれば、リアクションで笑わせる人もいる。そのどれが偉いということもなく、自分の役割を全うすればいいという考え方が示されています。
自分にできないことを嘆くのではなく、できることを極めるという姿勢は、芸の世界に限らず、多くの人に通じる考え方です。
オレにはオレの笑いがある。あれもこれもと欲張らず、自分の笑いをとっていけばいい
周囲と自分を比べて焦るのではなく、自分の笑いに集中することの大切さを語った言葉です。あれもこれもと手を広げるのではなく、自分ならではの笑いを磨き続ければいいという、シンプルな考え方が込められています。
長い間、同じスタイルを貫いてきた上島竜兵さんだからこそ語れる、迷いのない一言です。
押すなよ!絶対に押すなよ!
熱湯風呂に入る際の、上島竜兵さんを象徴する決まり文句です。「押すなよ」は準備中、「絶対に押すなよ」は準備完了、つまり「押してくれ」の合図という、お笑いにおける暗黙の了解を広く知らしめました。
「〜するなよ」が「〜してくれ」を意味するこのお約束は、今では多くの場面で使われるようになり、日常会話にまで浸透しています。
リアクション芸人がトーク上手くなったら終わりだよ
リアクション芸人の本分は、うまく話すことではなく、体を張ったリアクションで笑わせることだという、上島竜兵さんの芸に対する考え方です。器用に立ち回ろうとして本来の持ち味を見失うことへの戒めとも受け取れます。
自分の芸の核を大切にし続けた上島さんらしい、ユーモアの中に信念が光る一言です。
笑いが取れるかどうかのひとつに体つきっていうのはあるよね。この体つきね。典型的な芸人はこれね
自分のお腹をたたきながら語ったとされる言葉です。芸人としての見た目や体つきもまた、笑いを生む大切な要素であるという、飾らない自己分析が示されています。
自分の体型さえも笑いに変えてしまう、上島竜兵さんのユーモアと懐の深さが感じられます。
今日は良いスベり方だったな
笑いが取れなかった場面でさえ、前向きに受け止めてしまう、上島竜兵さんらしい一言です。失敗を引きずるのではなく、「良いスベり方」と言い換えてしまうところに、芸人ならではの切り替えの早さとユーモアが表れています。
うまくいかなかった日を笑い飛ばす姿勢は、仕事や人生で失敗が続いた時にも、心を軽くしてくれるヒントになりそうです。
全く努力してないというわけじゃないですよ、こんなオレでも。プロなんだから、ある程度はやっていて当たり前だから
自虐的なキャラクターで知られる上島竜兵さんが、プロとしての最低限の矜持をのぞかせた言葉です。おどけた口調の中にも、プロである以上、一定の努力は当たり前だという、芸人としての責任感がにじんでいます。
飄々として見える笑いの裏に、地道な準備や工夫があったことをうかがわせる一言です。
やっぱり後輩でも上に立ったら、それなりの才能があることを素直に認めなければ何も始まりません
年齢や芸歴にかかわらず、実力のある人を素直に認めることの大切さを語った言葉です。後輩であっても自分より上に立つ人には、それだけの才能があると認める姿勢が示されています。
プライドや先輩後輩の関係にとらわれず、相手を認められる懐の深さが、後輩芸人から慕われた理由の一つだったのかもしれません。
俺は後輩が自分より売れても何とも思わない
後輩が自分より売れることへの、上島竜兵さんのさっぱりとした考え方です。他人の成功を妬むのではなく、自分は自分の笑いを追い続けるという、前向きな割り切りが感じられます。
自分の笑いに軸があるからこそ、他人と比べて心が揺れない。そんな上島さんの芯の強さが表れた言葉です。
俺、30歳になっちゃったよ。どうしようどうしよう
リーダーの肥後克広さんが、結成40年のインタビューで振り返った、若き日の上島竜兵さんの言葉です。当時は「芸人は30歳までに売れないと終わり」というジンクスがあり、上島さんはそれを気にして悩んでいたといいます。売れないことを何とも思っていなかったという肥後さんとは対照的です。
明るいイメージの裏側で、将来への不安を抱えながらも芸の道を歩み続けた、人間味あふれる一面がうかがえるエピソードです。
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偉人や著名人、アーティスト、アスリート、マンガ・アニメの登場人物など、さまざまな人の言葉を紹介しています。名言だけを並べるのではなく、その言葉が生まれた背景や込められた意味、人物の歩みまで丁寧に調べ、今を生きる私たちにどのような気づきを与えてくれるのかを、わかりやすくお伝えします。
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