
加藤登紀子(歌手)の名言|愛し、歌い、「さかさ」の発想で人生を楽しむ言葉
加藤登紀子(かとうときこ)さんは、1943年に旧満州で生まれ、幼い頃に引き揚げてきた歌手です。東京大学在学中に「日本アマチュアシャンソンコンクール」で優勝し、歌手としてデビューしました。『ひとり寝の子守唄』『百万本のバラ』など、数々の代表曲で知られ、親しみを込めて「おときさん」と呼ばれています。私生活では、学生運動で実刑判決を受け、拘置所にいた藤本敏夫さんと獄中結婚。3人の娘を育てながら歌い続け、40代では乳がんも経験しました。藤本さんが遺した千葉県鴨川市の「鴨川自然王国」では、娘たちと農的な暮らしにも取り組んでいます。歌手生活60周年を迎えた今も、世界各地で歌い続け、「さかさ思考」と呼ばれる前向きな生き方でも注目を集めています。愛し、歌い、予想外の出来事を面白がって生きてきた加藤登紀子さん。その言葉には、人生を楽しむための知恵と、人間への深い愛情が込められています。
人の命ってね、自分の力で生きている時に一番輝くでしょ。誰かに頼って生きていくんじゃ楽しくないし、力も湧かない。
和田秀樹さんとの対談で、加藤登紀子さんが語った言葉です。自分の力で生きているときこそ、命は一番輝くのであり、誰かに頼って生きるのでは楽しくないし、力も湧かないと話しています。
自立して歩んできた加藤さんだからこそ語れる、生きることへのまっすぐな実感が込められています。
はみ出して生きているほうがいっぱい空気を吸える。想定外のことばかりだったけど、私は好きな自分と、好きなように、好きなことをして生きてきただけなのよ。
「破天荒」と言われる自分の生き方を、加藤登紀子さんが振り返った言葉です。枠からはみ出して生きているほうが、たくさん空気を吸えるのだと、軽やかに語っています。
想定外の出来事を重ねてきた人生を、「好きなように生きてきただけ」とあっさり言い切るところに、おときさんらしさがあります。
私は、参るって気持ちは瞬間で終わらせたいの。
「立ち上がれないほど大変だったことはあるか」と聞かれて、「そりゃあ、いっぱいありますよ」と答えたうえで、加藤登紀子さんが語った言葉です。つらいことがあっても、落ち込む気持ちは瞬間で終わらせたいと話しています。
気持ちの切り替えを大切にする姿勢が、短い言葉に詰まっています。
原稿を書くのに飽きたら作曲をする。気分が乗らないなら料理を作る、お裁縫をする。窓を開けて空を見る、散歩をする。次々にやることを変えていくと、頭がスッキリしてまた原稿を書きたくなる。脳はね、遊んでいたいんだと思うんですよ。
気分転換の具体的な方法を、加藤登紀子さんが語った言葉です。ひとつのことに行き詰まったら、無理に続けず、別のことに切り替えていくことで、頭がスッキリしてまた取り組めるといいます。
「脳は遊んでいたい」という考え方は、忙しい毎日の中で、気持ちを軽くするヒントになりそうです。
できないことに目を向けるのではなく、できることに力を注ぐってことね。
和田秀樹さんとの対談で、「あるがままに生きる」という考え方を受けて、加藤登紀子さんが返した言葉です。不眠や時差など、思い通りにならないことを受け入れながら、できることに力を注ぐのだと語っています。
できないことを数えるのではなく、できることに集中する。シンプルで、実践しやすい考え方です。
人生は積み木のように高く積んで限界に達するものじゃないでしょ。何度もひっくり返してゼロから始める。その繰り返しよね。
人生を積み木にたとえて、加藤登紀子さんが語った言葉です。高く積み上げ続けて限界に達するものではなく、何度もひっくり返してゼロから始めることの繰り返しなのだと話しています。
うまくいかなくなったときに、「また始めればいい」と気持ちを楽にしてくれる、前向きな人生観です。
心の中で、自分自身の砂時計を逆さにして、人生のリスタートをしてもらいたいですね。
子育てを終えた50代からの生き方について、加藤登紀子さんが語った言葉です。振り回された人生だったとしても、大変な子育てをやり遂げたのだから素晴らしいこと。そこから、心の中で砂時計を逆さにして、人生をリスタートしてほしいと呼びかけています。
年齢を理由にあきらめるのではなく、いつからでも新しい時間を始められるという、前向きなメッセージです。
結局、自分のことをいちばんよくわかっていて、最後まで大切にできるのは自分しかいない。人間はひとり。だから何が幸せかも、自分自身で決めればいい。
人生の後半戦について語った中での、加藤登紀子さんの言葉です。結局、自分のことを一番よくわかり、最後まで大切にできるのは自分しかいない。だから、何が幸せなのかも、自分自身で決めればいいと話しています。
誰かに幸せを委ねるのではなく、自分で決めて生きてきた、おときさんの実感がこもっています。
愛は問い詰めない、確かめない、“時々降ってくる”だけでいい。
「人を愛するということ」について語ったインタビューの見出しにもなった、加藤登紀子さんの言葉です。愛を確かめようとして問い詰めるのではなく、時々降ってくるくらいが、ちょうどいいのだという考え方が示されています。
獄中結婚という、波乱の恋を生きてきた加藤さんだからこそ語れる、愛の距離感です。
私、知らない人に声をかけるんですよね。
人との出会いについて、加藤登紀子さんが語った言葉です。初対面の人にも心を開いて声をかけ、それが思いがけないご縁につながっていくといいます。
「人間って何? それを知るのが面白い」と語る、人への好奇心の強さが伝わってきます。
私はあくまで歌手なんですよ。運動家じゃありません。愛すること、語りつぐこと、旅すること、抱きしめること…詞を語る、ストーリーを歌うことは全てがメッセージですよね。
学生運動との関わりを振り返ったインタビューで、加藤登紀子さんが語った言葉です。自分はあくまで歌手であり、運動家ではない。そして、愛すること、語りつぐこと、旅することなど、歌うこと自体がメッセージだと語っています。
波乱の人生の中でも、「歌手」としての軸を貫いてきたことが伝わります。
生きるとは川の水のようなもの
歌手生活60周年を迎えた加藤登紀子さんが、自分の人生を語る中で口にした言葉として紹介されています。川の水のように、流れ続けていくものとして、生きることをとらえた表現です。
限られた言葉の中に、波乱の人生を静かに受け止めてきた、おときさんの境地が感じられます。
人生の終わりを悟ったら、自分で飛行機のチケットと宿の手配をして旅に出たい。
78歳のときのインタビューで、加藤登紀子さんが語った、ユーモアのある理想の最期です。家族に見守られながら終わるのではなく、自分で飛行機や宿を手配して、旅に出たいと話しています。
最後まで自分で選び、旅するように生きたいという、加藤さんらしい前向きな人生観が表れています。
加藤登紀子さんの名言を紹介してきましたがいかがでしたか?
あなたの知っている加藤登紀子さんの名言がありましたらコメント欄で教えてくださいね。

偉人や著名人、アーティスト、アスリート、マンガ・アニメの登場人物など、さまざまな人の言葉を紹介しています。名言だけを並べるのではなく、その言葉が生まれた背景や込められた意味、人物の歩みまで丁寧に調べ、今を生きる私たちにどのような気づきを与えてくれるのかを、わかりやすくお伝えします。
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