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水野晴郎

水野晴郎(映画評論家)の名言|「映画って本当にいいもんですね」と語り続けた映画解説者の言葉

水野晴郎(みずのはるお)さんは、1931年に生まれた映画評論家・映画監督です。本名は水野和夫。1956年に20世紀フォックス映画に入社し、のちに日本ユナイト映画の宣伝総支配人として、数多くの洋画の邦題を手がけました。「史上最大の作戦」「夕陽のガンマン」「追想」など、今も名作として残るタイトルの数々は、水野さんが考え抜いたものです。1972年に独立し、日本テレビ『水曜ロードショー』(のちの『金曜ロードショー』)の解説者として登場。約24年にわたり、満面の笑顔で映画を紹介し、番組の最後に添える「いやぁ、映画って本当にいいもんですね」の決めゼリフで、お茶の間の人気者になりました。1996年には「マイク・ミズノ」名義で『シベリア超特急』を監督し、シリーズ化されて5作を発表。カルト的な人気を集めています。警察に関する豊富な知識やコレクションでも知られ、2008年に76歳で亡くなりました。映画を愛し、その魅力を一人でも多くの人に伝えたいと願い続けた水野晴郎さん。その言葉には、映画への尽きない情熱と、楽しそうに語る人柄がにじんでいます。

いやぁ、映画って本当にいいもんですね。

水野晴郎さんの代名詞ともいえる、決めゼリフです。ご本人によると、『水曜ロードショー』で『シェーン』を解説した回、番組の最後に時間が余り、担当者から「もう一言付け加えて」と言われて、とっさに出た言葉だったといいます。

偶然生まれた一言が、毎週の番組のお約束となり、多くの視聴者の心に残る名言になりました。

映画のことならなんでも聞いてください。こうして映画のことをしゃべらせていただけるなんて幸せですね。

番組の打ち合わせの段階から、水野晴郎さんが語っていたという言葉です。映画について語れることを心から喜び、楽しそうに話す様子が、スタッフの印象にも強く残ったと伝えられています。

テレビの画面の中だけでなく、舞台裏でも変わらず映画を愛していたことが伝わる言葉です。

原題をそのまま訳してもなかなかピンとこないんですね。だからいろいろ考えましたね。

宣伝マン時代に、洋画の邦題をつけていた頃を振り返った言葉です。原題の直訳では日本の観客に響かないため、さまざまに工夫して、名前を考え抜いたといいます。

映画の中身だけでなく、観客の目線に立って伝え方を考える、宣伝マンとしての姿勢がうかがえます。

日本人には思い入れがないからストレートに訳してもインパクトがないな~と思って『史上最大の作戦』にしたんです。

原題『The Longest Day』を、『史上最大の作戦』という邦題にした理由を語った言葉です。ノルマンディー上陸作戦という出来事に、日本人はあまり思い入れがないため、そのまま訳したのでは印象が薄いと判断したのだといいます。

作品を知らない人にも「見てみたい」と思わせる、言葉選びの工夫が伝わってきます。

50年以上、映画を見てきた中で、好きなシーンをボクも撮ってみたかったんですよ。全部で30くらいの作品の要素が入っています。

自身が初めて監督を務めた『シベリア超特急』について、水野晴郎さんが語った言葉です。50年以上映画を見続けてきた中で、好きだったシーンを自分でも撮ってみたいという、純粋な思いが込められています。

映画評論家から映画監督へ。好きが高じて、自分で作ってみたくなったという素直な動機が伝わってきます。

やはり僕が好きな映画は人の心が感じられる映画なんです。そんな映画を知ってもらって、素晴らしい体験をもっともっと色々な人にしてもらいたいんです。そんなメッセージを僕は持って映画を撮っています。

2002年のインタビューで、水野晴郎さんが映画づくりに込めた思いを語った言葉です。自分が好きなのは、人の心を感じられる映画であり、そうした映画を知ってもらいたいという願いが、監督として映画を撮る動機になっていると話しています。

評論家として長年映画を紹介してきた人が、自分でも作り手として伝えたかったことが、この言葉に表れています。

CGや驚くべきSFXも素晴らしいものなのですが、あれはあまり人の心を感じられない。

同じインタビューで、水野晴郎さんが映画の技術について語った言葉です。CGや特殊効果も素晴らしいものと認めつつ、自分が惹かれるのは、人の心が感じられる映画だと、好みをはっきり述べています。

最新の技術よりも、人間の心を描くことを大切にする、水野さんの映画観がよく表れています。

『シベリア超特急』は僕の遺言と言って間違いないです。

自身の監督作について、水野晴郎さんが語った言葉です。70歳を超えて、後世に何かを残したいという気持ちで、自分のすべてを映画に注ぎ込んでいるという意味が込められています。

こんな素晴らしい映画があるのだと、若い人に知ってもらいたい。その一心で撮り続けた、水野さんの映画への思いが伝わってきます。


水野晴郎さんの名言を紹介してきましたがいかがでしたか?
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