
内田裕也(ミュージシャン)の名言|ロックンロールを貫いた男の不器用で真っすぐな言葉
内田裕也(うちだゆうや)さんは、1939年に兵庫県西宮市で生まれたミュージシャンです。口癖は「ロックンロール」。歌手としてだけでなく、音楽プロデューサーやイベントプロモーターとして、日本のロックを広めることに力を注ぎました。1963年には映画に初出演し、その後も俳優、脚本、映画制作と、活動は多岐にわたります。2011年の東日本大震災では、被災地の宮城県石巻市で炊き出しを行い、ピザや野菜スープ、ロックにちなんだバナナなどを配ったことでも知られています。女優の樹木希林さんと結婚し、長く別居しながらも夫婦であり続けた独特の関係でも、広く知られていました。娘は内田也哉子さん、娘婿は本木雅弘さんです。2019年に79歳で亡くなり、葬儀は「ロックンロール葬」として営まれました。テレビに出るたびに「よろしくロックンロール」と口にしていた内田裕也さん。その言葉には、ヒット曲に頼らず、自分の信じるロックを貫き通した人ならではの、不器用で真っすぐな想いが込められています。
いつも内側で爆発したい、突き抜けたいという欲求がある。
内田裕也さんの、表現に対する根本的な衝動を語った言葉です。外に向けて何かを発信するというより、自分の内側にある熱を爆発させたい、突き抜けたいという欲求が、いつもあるのだと話しています。
静かな年齢になっても失われなかった、ロックンローラーとしての熱量が伝わってきます。
俺がロック一筋で通せたのはヒット曲がなかったから。
自分のロック人生を、ユーモアを交えて振り返った言葉です。ヒット曲があれば、人気を維持するために路線を変えざるを得なくなる。ヒット曲がなかったからこそ、ロックだけを貫き通せたのだと語っています。
売れなかったことを引け目とせず、自分のスタイルを守れた理由として誇りにしているところに、内田さんらしさがあります。
難しいんだよ、ロックンロールをやり続けるっていうのはね。
長年ロックを貫いてきた内田裕也さんだからこそ、語れる言葉です。ロックンロールを一時的にやることと、やり続けることはまったく違い、続けることには、孤独や周囲との摩擦に耐える強さが必要だという実感がにじんでいます。
派手なイメージの裏側にある、続けることの難しさを、素直に打ち明けた一言です。
定義はないんだけど、僕はアートの中で一番カッコいいジャンル。
「ロックンロールとは何か」と聞かれて、内田裕也さんが答えた言葉です。明確な定義はないけれど、自分にとってはアートの中で一番カッコいいものだと、素直に言い切っています。
理屈で説明しようとせず、「カッコいい」というシンプルな言葉で伝えるところに、ロックへの純粋な愛情が感じられます。
このままヒット曲が出ないで欲しいな。
自分の夢について尋ねられたときの、内田裕也さんの答えです。ヒット曲が出ないままでいたいというこの願いは、「ロック一筋で通せたのはヒット曲がなかったから」という考え方とも重なっています。
普通の価値観とは逆のことを、さらりと言ってのける、ロックンローラーらしい一言です。
ドラマティックな人生で、今一番俺は面白い時期に差し掛かったな。
人生の終盤にあっても、今が一番面白い時期だと語った言葉です。年齢を重ねても、これまでの出来事を「ドラマティック」と受け止め、これからを面白がろうとする姿勢が表れています。
過去を懐かしむのではなく、今を面白がる。内田さんの生き方そのものを表す言葉です。
オレ、意外とロックンロールだけど、ちょっと堅い家だった。
自分の生い立ちを、ユーモアたっぷりに振り返った言葉です。型破りなロックンローラーのイメージとは反対に、自分は実は堅い家庭で育ったのだと、少し照れくさそうに語っています。
破天荒なイメージの裏にある、真面目な家庭環境を、飾らず話すところに、内田さんの人間味が出ています。
俺は占い師じゃないけど、目を見てたら嘘ついてるかどうか分かるからな。
人を見る目に自信を持っている、内田裕也さんの言葉です。占い師ではないと前置きしながらも、目を見れば嘘かどうかがわかるのだと、きっぱりと言い切っています。
本音で生きてきた内田さんが、嘘を何より嫌っていたことを感じさせます。
俺は原宿とか六本木とかトレンディな所には行かないんだよ。
流行の街には近づかないという、内田裕也さんのこだわりを語った言葉です。時代の流行に流されず、自分の好きな場所と自分のスタイルを貫く姿勢が、さらりと示されています。
トレンドとは距離を置いて自分の道を行く、頑固さと潔さが印象的です。
最期は穏やかで綺麗な顔でした。啓子 今までありがとう。人を助け 人のために祈り 人に尽くしてきたので 天国に召されると思う。おつかれ様。安らかに眠ってください。見事な女性でした。
2018年9月、妻の樹木希林さんが亡くなった際に、内田裕也さんが発表したコメントです。「啓子」とは樹木さんの本名で、長く別居しながらも夫婦であり続けた二人の、深い絆が伝わってきます。
破天荒なイメージの内田さんが、妻への感謝をまっすぐに綴った、胸を打つ言葉です。
ちょっと元気がないように見えますけど、こういうときにこそ、この映画のプロモーションで必ず出ますと約束したもんで、これはちゃんと出演するのがロックンロール魂だと思ってやってきました。
樹木希林さんの死去後に行われた、映画の試写会での言葉です。落ち込んでいる時期ではあっても、約束したことは必ず果たす。それが「ロックンロール魂」だと、自分を支えるものを語っています。
自由奔放に見える内田さんの、約束を守る誠実さが表れた一言です。
よろしくロックンロール
内田裕也さんが、テレビに出るたびに口にしていた口癖です。ロックンロールをまだ知らない人や、これから生まれてくる子どもたちにも広めたいという思いが込められた言葉だと、ファンの間では受け止められています。
挨拶のような短い言葉に、生涯をロックに捧げた内田さんの想いが詰まっています。
内田裕也さんの名言を紹介してきましたがいかがでしたか?
あなたの知っている内田裕也さんの名言がありましたらコメント欄で教えてくださいね。

偉人や著名人、アーティスト、アスリート、マンガ・アニメの登場人物など、さまざまな人の言葉を紹介しています。名言だけを並べるのではなく、その言葉が生まれた背景や込められた意味、人物の歩みまで丁寧に調べ、今を生きる私たちにどのような気づきを与えてくれるのかを、わかりやすくお伝えします。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。








この記事へのコメントはありません。