
空条承太郎(ジョジョの奇妙な冒険)の名言
空条承太郎(くうじょう じょうたろう)は、『ジョジョの奇妙な冒険』第3部「スターダストクルセイダース」の主人公で、時を止めるスタンド「スタープラチナ」の使い手。冷静沈着で頭脳明晰、不良のような外見とは裏腹に強い正義感と仲間思いの一面を持ちます。第4部以降は海洋学者として登場し、父としての葛藤や成長も描かれます。シリーズを通じて沈黙の意志を貫く、ジョースター家とジョジョの奇妙な冒険の象徴的存在です。
てめーはおれを怒らせた
このセリフは『ジョジョの奇妙な冒険 第3部』のクライマックス、DIOとの最終決戦で放たれたものです。冷静沈着な承太郎が、祖父ジョセフへの非道な行為を目の当たりにし、ついに怒りを爆発させる瞬間。普段は感情を表に出さない彼が「怒り」を力に変え、DIOの「時を止める」能力を超えて勝利を掴むという展開は、まさに彼の信念と覚悟の象徴です。
この一言には、「怒り」がただの感情ではなく、正義のために振るう力にもなり得るというメッセージが込められています。承太郎の静かな激情と、ジョースター家の意志が凝縮された名言ですね
悪とはてめー自身のためだけに弱者を利用しふみつけるやつのことだ!
このセリフは、DIOの手先として操られていた花京院との戦いの中で放たれたものです。承太郎は、スタンド能力を使って無関係な女性を傷つけた花京院に対し、怒りを込めてこの言葉をぶつけます。
この一言には、承太郎の「正義」の定義が明確に表れています。彼にとっての悪とは、単に法律を破ることではなく、「自分の利益のために他者を犠牲にする行為」そのもの。だからこそ、スタンドという見えない力を悪用する者に対しては、自らのスタンドで裁きを下す覚悟を持っているのです。
このセリフは、ジョジョシリーズ全体に通じる「正義とは何か?」というテーマの核心でもあります。承太郎の静かな怒りと、揺るがぬ信念が胸に響きますね。
道というものは自分で切り開くものだ
このセリフは『ジョジョの奇妙な冒険 第3部』で、スタンド「ホウィール・オブ・フォーチュン」との戦いの中で登場します。敵に「お前たちにはもう道はない」と言われた直後、承太郎は地面に潜って奇襲を仕掛け、逆転勝利を収めながらこの言葉を放ちます。
このセリフの本質は、「逆境においても他人に道を決められるな、自分の意志と力で未来を切り拓け」というメッセージです。承太郎の行動は、ただの反撃ではなく、「不可能を可能にする覚悟」の象徴。まさにジョースター家の「覚悟とは!暗闇の荒野に進むべき道を切り開くことだッ!」という精神を体現しています。
バレなきゃあイカサマじゃあねえんだぜ。
こちらは、DIOの部下・テレンス・T・ダービーとの野球ゲーム対決でのセリフです。ダービーのスタンド「アトゥム神」は相手の心を読む能力を持っており、承太郎の行動を先読みして勝利を狙います。しかし承太郎は、ジョセフのスタンド「隠者の紫(ハーミットパープル)」を使ってコントローラーを操作させるというイカサマを仕掛け、ダービーの読心術を無力化します。
このセリフは、ダービーの兄がかつて言った「イカサマを見抜けないのは敗者の責任」という価値観を逆手に取った皮肉でもあります。承太郎は「正義のためなら手段を選ばない」という一面を見せつつ、相手のプライドを逆撫ですることで心理的にも圧倒しているのです。
つけの領収書だぜ。
このセリフは、DIOの部下・鋼入りのダンに対して放たれたもの。ジョセフを人質に取られ、屈辱的な扱いを受け続けた承太郎が、ついに反撃に転じる瞬間です。
「領収書」という言葉には、これまでの借りをきっちり“清算”するという意味が込められており、承太郎の冷静な怒りとケジメの美学がにじみ出ています。しかもこの後、4ページにわたる怒涛の「オラオララッシュ」が展開され、読者にとってもカタルシス満点の場面です。
見るんじゃあなくて観ることだ… 聞くんじゃあなく聴くことだ
このセリフは第4部で登場し、承太郎が後輩の康一に語った言葉です。単に目や耳で情報を受け取るのではなく、「本質を見抜く力」が重要だという教えが込められています。
この言葉には、彼がただの戦闘マシンではなく、後進を導く知的なリーダーであることが表れています。観察力と洞察力を重視する姿勢は、まさに知性の証ですね。
良い時計だな。だがもう時間が見れないように、たたっこわしてやるぜ。貴様の顔面の方をな。
これは、殺人鬼・吉良吉影との対決で放たれたセリフ。冷静な口調ながら、怒りと決意がにじむ一言です。承太郎の「正義」は、言葉よりも行動で示されることが多く、このセリフはその象徴とも言えます。
おまえのことは……いつだって大切に思っていた
このセリフは、娘・空条徐倫に向けて語られたものです。これまで寡黙で感情を表に出さなかった承太郎が、命の危機に瀕しながらも、ようやく娘に本心を伝える場面。彼の「不器用な愛情」と「父としての後悔」が凝縮された、静かで深い一言です。
この言葉は、承太郎が戦士から父親へと変化したことを象徴しています。第3部の頃には見られなかった「人間らしさ」と「弱さ」が、逆に彼の強さを際立たせているのが印象的です。
てめーのつけは金では払えねーぜッ!
このセリフは、娘・徐倫を傷つけた敵に対して放たれたものです。承太郎は、金や物では償えない命の重みと父としての怒りをこの一言に込めています。かつては冷静沈着だった彼が、娘のために感情を露わにする姿は、父としての覚悟と愛情の深さを物語っています。これは単なる報復ではなく、「守るべきもののために怒る」承太郎の人間的な進化を象徴するセリフです。
やれやれだ……
一見ただの口癖のように思えるこのセリフですが、第6部ではまったく違う重みを持って響きます。若き日の承太郎が、面倒ごとや敵との戦いに対して吐いていたこの言葉は、年を重ねた彼にとって「覚悟の前の静かな呼吸」として機能しています。
特に、娘・徐倫を守るために命を懸ける場面でこの言葉が出るとき、それは「自分の死を受け入れた上で、それでもやるべきことをやる」という決意の表れです。つまり、「やれやれだ……」は、承太郎の人生哲学そのもの。静かに、しかし確実に正義と愛を貫く者の言葉なのです。
空条承太郎の名言を紹介してきましたがいかがでしたか?
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